「移動平均線（MA）」という言葉を聞いたことはありますか？
FXや株をはじめたばかりの方にとっては、**見た目がただの線なのに何がすごいの？**と思うかもしれません。
でもこの移動平均線、相場の流れ（トレンド）を一目でつかむための超便利ツールなんです！
この記事では、初心者でも理解しやすいように、移動平均線の基礎から実践的な使い方までを紹介します。
✅ そもそも移動平均線とは？
移動平均線（Moving Average）は、過去の一定期間の終値の平均を線でつないだものです。
例えば、5日移動平均線は「過去5日間の終値の平均」を毎日更新して線を描きます。
【画像挿入①：ローソク足と移動平均線が重なった基本チャート（5日線・25日線）】
✅ 主な移動平均線の種類
| 種類 | 特徴 | よく使われる場面 |
|---|---|---|
| 単純移動平均線（SMA） | 期間内の終値を単純平均する | 基本形、分析の基本に使われる |
| 指数平滑移動平均線（EMA） | 最近の値に重みを置いて計算 | スキャルピングや短期分析に人気 |
✅ よく使われる日数
| 種類 | 目的 | 例 |
|---|---|---|
| 短期 | 直近の流れを把握 | 5日線・10日線 |
| 中期 | 流れの変化を見る | 20日線・25日線 |
| 長期 | 大きなトレンドを見る | 75日線・200日線 |
✅ 移動平均線の基本的な見方
上昇トレンドのサイン
- 移動平均線が右肩上がり
- ローソク足が線の上にある
下降トレンドのサイン
- 移動平均線が右肩下がり
- ローソク足が線の下にある
【画像挿入②：上昇トレンドと下降トレンドそれぞれのチャート例】
✅ ゴールデンクロスとデッドクロス
移動平均線を2本使った代表的な売買シグナルです。
- ゴールデンクロス：短期線（青）が長期線（赤）を下から上に抜ける（買いサイン）
- デッドクロス：短期線（青）が長期線（赤）を上から下に抜ける（売りサイン）
✅ 実際の使い方（初心者向け3ステップ）
- チャートに移動平均線を表示する（MT4、TradingViewなどで簡単）
- トレンドの方向を確認する（線の傾きとローソク足の位置）
- エントリーと利確・損切りのタイミングを決める
✅ よくある注意点
- 横ばいのときは「ダマシ」が多くなる
- 他のインジケーター（RSI、MACDなど）と併用すると精度UP
- すべてを移動平均線に頼らない！
✅ まとめ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 移動平均線とは？ | 過去の終値の平均を線で表したもの |
| 使うメリット | トレンドが一目でわかる、売買判断の補助になる |
| 初心者向けおすすめの線 | 5日・25日・75日移動平均線 |
| 注意点 | ダマシ回避のため他の指標と併用がベター |
移動平均線は、初心者にとって最もとっつきやすく、応用の幅も広いインジケーターです。
まずは「トレンドを見る目」を養うためにも、チャートに表示させて日々観察してみましょう！
